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不動産売却の担当者を見極める5つのポイントは?

  • 2020.04.24
  • 2021.06.04
  • 売る

「スムーズに自宅を売却できるように、適切な不動産会社と担当者を選びたい」
「不動産会社の担当者によって、売却の結果が変わるの?」

不動産売却をスムーズに進めるためには、担当者選びが重要なポイントです。誰に売却を依頼するかによって、売却がスムーズに進むかどうかが異なります。

今回は、売却を依頼する担当者を見極めるための5つのポイントを説明します。

遠鉄の不動産・浜松北ブロック長
影山 裕紀(かげやま ひろき)


宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、3級ファイナンシャル・プランニング技能士、ITパスポート

不動産売却の担当者とは?

不動産売却の担当者は査定から引き渡しまで、売却に関するやりとりを担う「取引の窓口」的な存在です。

売却時の営業活動や問い合わせ対応、内見立ち会いや価格交渉、売買契約の取り交わしなど多岐にわたる業務を担当します。
専門的な知識はもちろん、コミュニケーション能力や営業能力など幅広いスキルが求められるポジションです。

売却の際に買い手と直接顔を合わせ、やりとりするのも担当者です。

質問への返答といったレスポンスの速さや、担当者の対応や人柄が売却価格やスピードにも影響します。
そのため担当者の見極めは不動産売却の成功・失敗を分ける重要なポイントとなっています。

不動産売却の担当者を見極める5つのポイント

物件売却を依頼する担当者を決める際に、確認すべき5つのポイントを説明します。

1.査定額の根拠を明確に説明できる

査定額に明確な根拠があり、売主が納得できるように丁寧に説明してくれる担当者が理想的です。

根拠が不明確で説明がぼんやりしている場合は、契約してほしいという不動産会社の意図が強く、相場よりも高く提示されることがあります。

査定額は高いに越したことはありませんが、高い金額で売りに出してしまうと、なかなか買い手が見つからず売却が長引く可能性が出てきます。

反対に相場よりも安い査定価格で売りに出されてしまうと、売主が損をする可能性もあります。

適切な価格でスムーズに売却できるよう、査定額の納得できる根拠を明確に説明してくれる担当者を探しましょう。

2.売却物件のデメリットも理解している

売却する物件の魅力だけでなく、デメリットも理解している担当者に依頼しましょう。

物件の魅力は、高値で売却するためにも重要なポイントです。

しかし物件のデメリットまで理解している担当者の場合、売却活動で売主にも買主にも適切な説明ができます。
そのため双方が納得できる価格でスムーズに売却を行うことができるでしょう。

一方で物件のメリットばかりを推す担当者の場合、自社の利益や契約締結を優先している可能性もあり、トラブルにつながることもすくなくありません。
査定時にデメリットについて聞かれない場合は、こちらからデメリットがないのか尋ねてみましょう。

3.物件周りの地域情報や生活環境に詳しい

物件周りの地域情報や生活環境に詳しい担当者に依頼しましょう。

地元の情報に精通している不動産会社の担当者は、立地条件から最適な売却価格を設定することができます。
また物件情報だけでなく、その地域の利便性や生活情報まで購入希望者へ説明できるので、スムーズな売却につながるでしょう。

担当者に物件周辺の魅力や交通事情、商業施設などについて質問することで、どの程度地域情報に精通しているかわかります。

4.担当者の実績や資格

担当者の売却実績や保有資格の確認も重要です。

売却物件数や直近の売却金額などの実績をはじめ、過去に使った販売図面からも担当者の実力がわかります。
「鮮明な写真があるか」「物件のメリットがわかりやすいか」をチェックすることで担当者の販売能力や熱意が読み取れます。

担当者の保有資格は、一般的には名刺に記載があります。
専門性の高さを求める場合は、次の資格を保有している担当者に依頼しましょう。

宅地建物取引士(宅地建物取引主任者)

宅地建物取引士は、土地や建物、マンションなどの賃貸物件といった不動産に関する専門的な知識を備えていることを証明できる資格です。
不動産売買契約の重要事項を説明できる唯一の資格で、契約時には資格保有者の立ち会いが必須となっています。

ローンアドバイザー・FP(ファイナンシャルプランナー)

ローンアドバイザーやFPの資格を持っている担当者には、買い替えの場合にローンや資金についても相談できます。

ローンアドバイザーは、住宅ローンの専門家としてローンに関するアドバイスや情報提供を公正な立場から行う役割があります。
FPは、住宅ローンを含め家計における収入と支出、資産や保険など、お金全般について的確なアドバイスでサポートしてくれるお金の専門家です。

5.担当者の人柄や相性も大切

担当者の人柄や相性も重要です。
媒介契約を結び売却を依頼する担当者とは、数ヶ月の間話し合いをします。
気兼ねなくやりとりできる人に担当してもらうのが望ましいでしょう。

査定依頼の対応からも人柄や相性が判断できます。
依頼の返信が1週間以上なかったり、対応が適当だったりする担当者は避けましょう。

見た目の印象や話し方など、コミュニケーションをしていてストレスにならないことも大切です。

自分とは相性が悪いと感じた場合は、担当者の変更を依頼するか、別の不動産会社を検討しましょう。

まとめ

売却を依頼する担当者選びは、売却活動を左右する重要な要素です。
最適な売却担当者に依頼するために、この記事で紹介した5つのポイントをチェックしましょう。

売却活動は数ヶ月に渡るので、やりとりしやすいかどうかも大切です。
不動産売却に関してお悩みの際は、地域事情に精通している不動産会社に相談しましょう。

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