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不動産内見・内覧後の返事や断り方をパターン別に紹介!

  • 2020.02.13
  • 2023.04.12
  • 買う

購入したい物件の内見・内覧が済んだら、いよいよ決断のタイミングです。
イメージと違う物件だった場合「どのように断れば、次に繋げられるのか」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

またマイホームは大きな買い物のため、どんなに気に入った物件でも即決するのは難しいかもしれません。

そこで今回は「内見後の返事の仕方」のポイントをご紹介します。
後半では物件の仮押さえについてもご説明しますので、ぜひご覧ください。

遠鉄の不動産・浜松北ブロック長 恒吉 俊哉(つねよし しゅんや)


宅地建物取引士

内見後「物件が気に入らなかったとき」の断り方

内見した物件が気に入らなかったときは、回答に迷いはないでしょう。
はっきりと「この物件は違う」と不動産会社に伝えましょう。

ただし断り方にもコツがあります。
重要なのは、気に入らなかった理由を明確な言葉にして伝えることです。

「間取りがイメージと違った、希望の間取りは○○です」「購入にあたり日当たりを重視していますが、内見した物件は日当たりが悪いと感じました」のように、具体的な理由を添えて断ります。

理由が明確な断り方であれば次回以降、不動産会社も要望に沿った提案をしてくれるでしょう。

内見後「判断を迷っているとき」の返事の仕方

前向きに検討したいと思いながらも「あと数点、確認したい」と考えているときは、不動産会社にどういった回答するべきでしょうか?

例えば「物件は気に入ったけど、周辺環境のチェックもしたい」「午前と午後で日当たりの違いを見てみたい」という場合です。

即決できないときは、次の3点を明確に伝えるようにしましょう。

  • 前向きである意思
  • 追加でチェックしたいと考えているポイント
  • 検討する期間

「物件は気に入りました。あとは通勤時間帯の近所の様子を実際に見てから決めたいので、2日後にお返事します」というように伝えましょう。

内見後「物件が気に入ったとき」の返事の仕方

内見した物件が気に入って、購入の意志が固まっている場合です。

まずは「物件が気に入ったので購入したい」という意思を、はっきりと不動産会社に伝えましょう。

購入の意思表示をする手段として「購入申込書」を提出する方法があります。
購入申込書とは、購入検討者が、購入の意思を物件の売り主や仲介者(不動産会社)に対して表示する書類です。

購入申込書には、主に次の項目を記載します。

  • 申込日
  • 買主の情報(氏名、住所、捺印)
  • 購入希望条件(売買価格、手付金、売買契約日、引渡し日、住宅ローンに関する情報など)

購入申込書に法定拘束力はなく、提出後もキャンセルが可能です。

しかし売主側も購入申込書を受け取ることで、売却に向けて動き始めます。
いくつもの物件を仮押さえするつもりで、安易に何枚もの購入申込書を出すのは避けましょう。

また条件交渉をするならば、購入申込書を提出する前が適切です。
価格の交渉(端数を丸める)、設備の追加(シャッターや網戸の取付)など、要望があれば不動産会社に相談しましょう。

物件の「仮押さえ」は可能?

「購入の意思はあるけれど、今すぐ決められないから…」と、不動産会社の担当者に物件の仮押さえを相談する人も少なくないでしょう。

仮押さえとは、買主が購入を決定するまで物件の公開や販売を止めることを指します。

しかし残念ながら、物件の仮押さえを仲介の不動産会社が行うことはできません。

不動産は水モノであり、いつどのように動くか分かりません。
不動産会社にとって、明日売れるかもしれない数千万円の商品の販売をストップすることはリスクになります。

不動産会社が仮押さえをすることは、売主にとってはデメリットでしかありません。
内見後すぐに購入を決められない場合は、ほかに購入希望者が出てくることを念頭に置いて検討しましょう。

内見後の返事はいつまでにすべき?

購入の意志が固まっている方は、即日~翌日までに不動産会社へ返事をしましょう。
1週間後に連絡をしたら「すでに買主が決まっていた」というケースも少なくありません。

「内見時とは違う時間帯で、周辺環境を確認したい」などの場合は、返事まで2~3日かかるかもしれません。
内見後すぐに理由を説明して、返事のタイミングを不動産会社に伝えておくことをおすすめします。

購入する・しないに関わらず、内見後1週間以内には不動産会社へ返事をしましょう。

まとめ

内見後は購入の意志に合わせて、返事の仕方を工夫しましょう。

物件がイメージと違った場合は、気に入らなかった点を明確に不動産会社の担当者に伝えることが大切です。
購入の意思はあるが、ほかにも確認したいことがある場合は、チェックしたい内容と回答期日を伝えます。
購入の意志が固まっているときは、即日~翌日までに返事をして購入申込書を提出しましょう。

マイホーム購入は大きな買い物なので「物件の仮押さえをしたい」と考える人もいます。
しかし仲介の不動産会社では、物件の仮押さえはできません。

内見後に悩んだときは、理由を含めて不動産会社に相談しましょう。

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